いつよお世話になっております。
『髪人』のきらきら星です。
これから綴る詩はある施設さまのトイレに貼ってあるものです。
愛あふれ感銘をうける素晴らしい詩です。
ひとりでも多くの皆さまに読んで頂きたいです。
手紙
親愛なる子供たちへ
年老いた私がある日、今までの私と違っていたとしても どうかそのまま私のことを理解してほしい。
私が服の上に食べ物をこぼしても靴ひもを結び忘れても あなたに色んなことを教えたように見守って欲しい
あなたと話す時 同じ話を何度も繰り返してもその結末をどうかさえぎらずにうなずいてほしい
あなたにせがまれて繰り返し読んだ絵本のあたたかな結末はいつも同じでも私の心を平和にしてくれた
悲しい事ではないんだ 消え去ってゆくようにみえる私の心へ、励ましのまなざしを向けて欲しい
楽しいひと時に私が思わず下着に漏らしてしまったり、お風呂に入るのを嫌がる時には思い出して欲しい
あなたを追い回し何度も着替えさせたり、様々な理由をつけて嫌がるあなたとお風呂に入った懐かしい日のことを…
悲しいことではないんだ。旅立ちの前の準備をしている私に祝福の祈りを捧げて欲しい
いずれ歯も弱り飲み込むことさえできなくなるかもしれない…足もおとろえて立ち上がることすら出来なくなったなら、あなたがか弱い足で立ち上がろうと私に助けを求めたようによろめく私にどうかあなたの手を握らせてほしい。
あなたを抱きしめるちからがないのを知るのはつらい事だけど、私を理解してささえてくれる心だけは持っていてほしい
きっとそれだけで、それ
だけで私には勇気がわいてくるのです。
あなたの人生の始まりにわたしがしっかりと付き添ったように私の人生の終わりに少しだけ付き添ってほしい。
あなたが生まれてくれた事で私が受けた多くの喜びとあなたに対する変わらぬ愛を持って笑顔で答えたい
私の子供たちへ…
愛する子供たちへ…
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『髪人』0120218800